兄
わたしにとって兄は幼い頃から、
逆らうことの出来ない、
こわい存在です。
体調を気にしてくれたり、
就活のことも気にしてくれます。
けれど、したいことをさせてはくれない。
おそらく、そういう生き物です。
ここ数日、大学のキャリアセンターに行けと
執拗に言われ、違うキャリアセンター(人材紹介会社)に行くと言っても
「なんで大学のキャリアセンターに行かないんだ」
と怒られてしまう始末です。
上記のセリフしか言いません。
大学のキャリアセンターも人材紹介会社も
就きたい仕事が同じなら、変わらないはずです。
兄はわたしに何を言いたいのか、さっぱり分かりません。
「言わなくても分かるだろ」側の人間なので、
察することが出来ません。
実は、家族には「物書きや文章を書いて仕事をする」ということを言っていません。
8月の暮れに母と兄のダブル攻撃に遭ってしまい、
「就活をしろ」「本腰を入れないと」と攻め立てられ、
逃げる道を失い、とりあえず、従っている次第です。
そうです、物書きを捨てなければならないところまで来ています。
なので、「とりあえず」職業を探しているところでして。
見つけたんです。資格が必要な職業なので、試験勉強も視野に入れて。
母は賛成してくれました。
「無資格だけど、頑張ればいい」と。そう言ってくれました。
けれど兄は何故か許してくれません。
「◯◯をしようかな…と思っていて」と伝えたら、
ただ「は?」みたいな顔をされて終わりです。
「いや、大学のキャリアセンター行けよ」
こう言っておしまいです。
やりたいことがあって伝えたのに、無視されて終わりです。
企業ではない仕事が嫌なのかは不明です。
母よりも兄の方が考え方(働き方)が古いと感じる日々です。
「自分の好きなようにしたらいい」と言った兄ですが、
渋々言っている感じでした。
もう何なんでしょう。大学のキャリアセンターに助けられたのかもしれませんが、
性別も、学力も、ましてや大学だって違う。
「言葉が不器用」なんて言葉では片付けられない。
半強制的で、威圧的です。
兄に言い返せられるような耐性を身につけることが、
これから生きていく上で1番必要なのかな、とも思い始めました、たった今。